病気を治す水はありません!


どんなフィルター、どんな浄水器を使用したとしても水が摩訶不思議な効果効能を持つ事などありえません、病気を治す効果を持つ水など無いのです

とキッパリと申し上げてしまうとガッカリされる方もいるでしょう、浄水器で水から有害物質を取り除く事は出来ても水自身が薬の様な働きを持つ事はありません、一般的な水(水道水/井戸水)は水分子に不純物が混ざっていたり、溶けていたりする水です。そこから浄水器で不純物を取り除いても水分子が変化変質したり効果効能を持つ事は無いのです、水分子がエネルギーを持つとすれば、それは温度変化だけです、冷たい水は低エネルギー、熱いお湯は高エネルギーの状態です。

水の温度変化なら浄水器の範疇ではなく、湯沸かし器や電子ポットの役割ですが。

インターネットの普及に伴い、あまりにインチキ臭い疑似化学的な表現はすぐに批判を浴びますが、今なおセラミックや磁気で水が蘇るだとか、活性化するなどの表現を見つける事があります。中には巧妙な表現や口上で惹かれてしまいそうになる事もあるでしょうが、「水分子は決して変化変質する事は無い」この事を念頭に置いていれば嘘や破綻を見つける事が出来ると思います。

先日、お客様に教えて頂いたインチキ水関連商品では恐らくはセラミックか磁気活水器の様な商品を水道管へ設置するものでしたが、そのパンフレットの中に細菌の繁殖実験結果が写真と共に載っていました。当該商品の活性化した水だと病原菌が死滅して、ミネラルウォーターだと繁殖して、さあ大変!といった内容でしたが。

当該商品の水は水道水そのもので、何の変化も無く、当然ながら遊離残留塩素が細菌を殺すのは当たり前です、一方のミネラルウォーターは遊離残留塩素が存在しませんから細菌が繁殖するのも当たり前、本当にこんな宣伝に惹かれてしまう人がいるのか疑問ですが、もっと巧妙な宣伝文句やデータを用いていても、水が効果効能を持つことはありません。

浄水器は水の中の不純物を取り除く事で、不純物が持つ有害性のリスクを減らす事が仕事です、細かいフィルターを使用する程、水の通りが悪くなり浄水器も複雑になりますが、より多くのリスクを排除して安全な水を造る事が出来ます。逆浸透膜浄水器は水中不純物の中で一番小さく溶けているイオン性物質も95%以上除去して浄水は純水となります、確かな高性能を持つ浄水器だからヒ素や硝酸などに汚染された飲用不可の井戸水も安全で美味しい純水にする事が出来るのです。

逆浸透膜浄水器の水は、あくまでも安全で美味しい水であって、病気を治す力を持っている訳ではありません、但し、もし、水の中の有害物質が健康を損ねているとすれば、逆浸透膜式の浄水器はその原因を95%以上除去する事が出来ます。

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浄水器/アクアカルテック