放射性物質が除去出来る浄水器かどうか?の簡単な見分け方

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今お使いの浄水器で放射性物質が除去出来るのか否かについて、それぞれの浄水器メーカーのQ&Aなどを見ても要領を得ない不確かと言いますか目くらまし的な回答が多いように見えます、基本的に高額で販売している浄水器は「放射性物質を除去出来ません」とは言いたくないので、水道水が放射性物質汚染をされた場合とは実体的にかけ離れた事例で作ったデータなどで、除去出来る浄水器に誤認させる様な説明がに見えます。

消費者の方が知りたい浄水器の性能は、水に溶け込んで浄水場を通過してしまう極小サイズのイオン化した放射性物質が除去出来るかどうかが、知りたい情報なのであって、汚染地域の湖沼から採水した水に含まれる大きな塊状(大きなといっても微粒子ですが、浄水器の世界で見ると大きな粒子となります)の放射性物質が除去できたとか出来ないとかの話では無い訳です。

水に溶解して極小サイズになってしまった放射性物質を除去できる浄水器なのか?全く除去できない浄水器なのか?について簡単に確認する事が出来ます。
TDSメーターで原水と浄水の不純物濃度(蒸発残留物濃度)を比較すれば、浄水器の除去性能を判定する事が出来ます。
水道水まで残留する放射性物質は水に溶けてイオン化した極小物質、これは自然界での物質の最小の形と言えます、イオンの性質としてプラス又はマイナスの電荷を持ちます。

このイオンが電荷を持つ性質を利用して水に溶けているイオンの量を計測するのがTDSメーターです。

浄水のTDSメーターの数値が原水より下がらない浄水器は、例えどんなデータを並べ立てようとも、水に溶解してイオン化した放射性物質を除去する能力が無いと言えます。一方でTDSメーターの数値が下げられる浄水器は、その下がったパーセンテージに応じて放射性物質も除去出来ると考えられます。

TDSメーターが何を計測しているのかというと、水の中を流れる電気のです。不純物の無い純水は殆ど電気を流しませんが、水に溶解したイオン性不純物が多くなると、電荷を持つイオンが電子を運ぶ仲立ちをして電気が流れる様になります。

TDSメーターは放射性物質だけを計測している訳ではありません、様々な不純物イオン全ての測定値です、もし放射性物質が溶けて水道水に含まれているとすれば当然、TDSメーターの数値の中に含まれています、TDSメーターの数値が下がらない浄水器は水に溶けたイオン化した不純物、水に溶けた放射性物質を除去する能力が無い訳です。

水に溶けていない大きな粒子の放射性物質が水道水の原料である河川水にあったとしても、大きな粒子ならば浄水場で殆どが除去されるはずです。水道水で問題となるのは浄水場で分離除去出来ない、イオンまで溶解した極小サイズの放射性物質なのです。

TDSメーターは弊社販売価格でも¥5,250-ですが、最近はアマゾンなどで¥2.000-位で購入出来る様です、電池式で何回も測定出来ますし、TDSメーターを利用する事により、フィルター交換直後、数ヶ月経過後、フィルター使用期限直前など、浄水器の除去性能をいつでも確認する事が出来ます。

浄水器にそれなりのコストを掛けるのであれば、TDSメーターの数千円は非常に安価に水の安全性を確認出来るアイテムです。

TDSメーターの数値を下げられる程の除去性能を持った浄水方式は「逆浸透膜方式」「蒸留式」「イオン交換式」の3通りです。

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浄水器/アクアカルテック