浄水器の施工図について


設計事務所の方や建設業者の方から「浄水器の施工図はありますか?」とお問い合わせをよく頂きます。
でも、申し訳ありませんが逆浸透膜浄水器の施工図はご用意が無いのです、その代わりに浄水器設置に必要な事柄をまとめた資料をお送りしています。

一般的な設備機器だと給水口や排水口の位置に合わせて、給水管や排水管を接続しやすい位置へ配管する必要や、配管を取り回す為の設備機器と側壁の離間距離などを確保する必要があるので、設計者や施工者にとって施工図は重要な書類です。

アクアカルテックの逆浸透膜浄水器の場合は配管チューブはストロー位の太さ(直径6.3mm)で簡単に曲げられるフレキシブルな樹脂チューブですので、少しの隙間、スペースが有れば配管出来ますし、狭いところでもチューブを曲げながら容易に浄水器と接続する事が出来ますので、施工図に従うような厳格な配管施工は必要としません。

一番重要なのは浄水器の本体と貯水タンクの設置スペースが確保されている事です、設計者の方は見栄えを良くする為に浄水器や貯水タンクを見えない位置に隠したがる事がありますが、年に1回は浄水器と貯水タンクを取り出してフィルター交換や調整整備を行わなければなりませんので、容易に取り出しが出来る事が重要です。

また、浄水器の設置スペースが確保し難い現場で床下への設置を計画される方もいらっしゃいますが、外断熱工法の住宅でも無ければ床下は外部と同じですから冬場の凍結の恐れがありますので、弊社の保証対象から外れてしまいますし、万一、浄水器で水漏れ等のトラブルが起こった時に発見が遅れてしまします。

浄水器から排水が出る事も逆浸透膜浄水器の特徴です、逆浸透膜フィルターで水道水から35%位の水分子を分離して浄水を造り、不純物が残留した65%の水は排水として浄水器から排出されます、浄水器が造水運転をしている間は排水が出続けますので浄水器と排水管をチューブで繋ぐ必要があります。

また逆浸透膜フィルターへ水圧を掛ける電動増圧ポンプには電源が必要ですから100ボルトのコンセントが必要です。
設計者・施工者の方やご自分でアンダーシンクタイプ浄水器の設置を行う方への説明資料として次の様な説明書を浄水器の経路図、梱包内容と共にお配りしております。

施工仕様説明書概要(アンダーシンクタイプ)
   
配管は直径6mmのフレキシブルなチューブで行いますので配管スペース等確保する必要はございません、又、排水も電動ポンプで圧送しますので排水勾配等を配慮する必要はありません。

①システム本体及び貯水タンクの設置スペースを確保して下さい。
 (寸法はカタログ記載)

②シンク天板のへの浄水専用蛇口用孔開けはΦ12mm~φ15mmとなります。
(天板が自然石、セラミック、タイル等の場合、弊社スタッフでは穴あけ加工が出来ませんので、事前の穴あけ加工をお願いします。)
 
③流し台内部に100Vの電源コンセントをご用意下さい。

④給水は流し台内部、給水管止水栓上から分岐するチーズ分岐金具を同梱しています。1/2G(13mm)ネジとなっています、バルブ若しくはプラグ止めの場合は別途キャップナット等をご用意下さい。

⑤排水は設置時にVP排水管側面にΦ5mmの孔開けを行い、排水チューブを接続するドレインサドル金具を同梱しています。塩ビ硬質管立ち上がりへ蛇腹排水管を挿している場合は、その隙間へ排水チューブを蛇腹排水管と共挿しにして、ビニールテープ等で固定してください。

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浄水器/アクアカルテック