アメリカでの逆浸透膜浄水器の普及度合いは
逆浸透膜浄水器はアメリカで開発されました、当地の一般家庭での逆浸透膜浄水器の普及率は日本に比較すれば遥かに高いのですが、各家庭に当たり前の設備とまでは言えない様です。
ロサンゼルスとサンフランシスコしか知りませんがアメリカでも水道水はそのまま飲めますし、逆浸透膜式の浄水器が無ければ生活出来ない訳ではありません、但し水道水の不純物濃度は300ppm位あり、東京都の水道水100ppm前後と比較すると不純物濃度は高く舌に残る味を感じる水です。
アメリカではホームセンターでも逆浸透膜浄水器が販売されていて、Do it your self が得意な方は自分で自宅のキッチンに設置工事までするそうです、自宅外壁のペンキ塗りなども自分でする人が多いお国柄です。日本人と異なり細かい仕上がりなどはあまり気にしないのでしょう、私も余り気にしない方なので自分で出来るリフォームは自分でするタイプです。
日本の家庭ではご飯を炊きますから洗米だけでもかなりの量の浄水を使用しますし、家庭内で調理した料理が食卓に並ぶのが一般的な光景だと思います。アメリカで逆浸透膜浄水器を使用しているユーザー様のご家庭を見学させて頂いた時に感じたのは、日本の何倍も広いキッチンですが、鍋やフライパンなどの調理器具の数量が少ない事に日本人の私は違和感を感じました。
日本の台所にはフライパンだけでも数種類、さらに煮物用の鍋に寸胴、中華鍋に土鍋、すき焼き鍋やホットプレートと調理器具が満載、収納場所に困った末、引き出し収納がシステムキッチンの主流となっています。アメリカのドラマや映画を見ても惣菜店で買ってきた食材を電子レンジやオーブンで過熱するシーンが多く、人を呼んでバーベキューなどのイベント時を除くと基本的に料理をあまりしないのかな、と思います。
そうなると炊飯も殆ど無いので、調理に使用する浄水の使用量が日本と比較して少ない為、宅配水サーバーやコストコなどでボトルウォーター購入する位で充分足りてしまうのかもしれません。
アクアカルテックの技術アドバイザーをして頂いている米国在住のニック西川氏は、長年アメリカで逆浸透膜浄水器の仕事をされていますが、アメリカでの仕事ですがお客様に占める日本人の割合が非常に高く、米国でも日本人家庭では調理水の使用量が多い事から宅配水やボトルウォーターよりも逆浸透膜浄水器の導入を希望されるのかと思います。
最近は無洗米もありますが、日本では炊飯、お味噌汁など飲料水よりも調理水の比重が高くなりますので、水の安全と水のコストを考えれば宅配水やボトルウォーターよりも逆浸透膜式の浄水器の方が絶対にお勧めです。