スーパーマーケットの浄水器
皆さんもこんな大型浄水器をスーパーマーケットの店頭で御覧になった事があるでしょう、この様な大型浄水器が置かれ始めた10数年前は電子水、麦飯石と言ったよく判らない浄水器?も多かったのですが、現在では殆どR.O.、PURE WATERピュアウォーターとか表示しています。これは逆浸透膜式の浄水器ですよという意味なんです。
効果効能の根拠を示せない怪しい水関連商品には厳しい目が向けられている昨今ですので、スーパーマーケットさんも確実な性能を持つ浄水器へシフトされて逆浸透膜浄水器が残ったのでしょう。アクアカルテックは千葉市にありますが主なスーパーさん、東急ストア、スーパーセンドー、ジャスコなどみんな逆浸透膜浄水機を設置して集客を行っています。
スーパーで買い物すると純水を汲むために浄水器の前に行列をしている方達をよく見かけます、お買い物袋を持って更に純水ボトルを運ぶのは結構な重労働です。せっかく苦労して運んだ純水も煮炊きまで使用したらあっという間に無くなってしまいます。
「家庭用の逆浸透膜浄水器もあるんですよ!」って教えてあげたくなりますが、今汲んでいる浄水器が逆浸透膜浄水器で有ることを意識していらっしゃる方は非常に小数だと思います。
スーパーマーケットの逆浸透膜浄水器ですが家庭用の逆浸透膜浄水器と大きく違う点があります。逆浸透膜浄水器は一般的な浄水器よりフィルターの孔が非常に細かい為、水分子がゆっくりとしか通過出来ません。つまり造水速度が非常に遅いんですね、ですから家庭用逆浸透膜浄水器では貯水タンクへ少しずつ貯めて貯水タンクに貯まった浄水から使います。
一方で、スーパーマーケットの逆浸透膜浄水器は貯水タンクが無いのです。もし家庭用サイズの浄水器なら純水を造る速度が遅くてお客様が大行列になってしまいますので、工業用の大きな逆浸透膜を使用して造水した純水をダイレクトに専用ボトルへ汲んでいます。
大型逆浸透膜フィルターを使用しているスーパーマーケットの浄水器ですが、それでも見ていると、かなりゆっくりしたスピードでしかボトルに水が貯まって行きません。2本目はもう一度、列の最後尾にお並び下さいとかお客様同士のせめぎ合いも垣間見えます。
これは消毒用の塩素投入をしていない水を貯水してはならないという地域の保健所からの指導があるようです。以前ガソリンスタンドに設置されていた逆浸透膜浄水器はタンクへ貯水して配っていましたが、塩素投入をしている旨が記載されていました。
消毒用塩素投入していない水を貯水してはいけないとの保健所の指導に関連して、浄水器に表示してある注意事項を見ると良く掲示されているのが「この水は調理水としてご利用下さい。」つまり加熱して使用して下さい、という意味です。
消毒用塩素が存在しない水は外部から侵入してくるバクテリアに対して殺菌する力がありませんから、浄水器から吐水する水にバクテリアが居なくても、ボトルにバクテリアが居るかもしれません。特にボトルの衛生管理は利用者に依って異なるでしょうから、例えば極端な話、ボトルに口を付けて飲んでしまうような方も中にはいるかも知れません。また、汲んだ浄水を容器の蓋を開けたままバクテリアが入りやすい状況下で放置してしまうかも知れません。
その様なケースから「この水は調理水としてご利用下さい。」との表示が必要になる訳です。けっして純水が飲用に適さないのではありませんのでご安心下さい。
スーパーマーケットの場合、浄水器から水を汲むためのボトルを買わなければなりませんが、後は無料で汲み放題です。このボトルを買った時に実は会員になっているのです。保健所からの指導で塩素投入されていない水を不特定多数の人へ配布してはいけないと言う指導があるようで、前回のバクテリアについての注意など、その取り扱いについて充分理解した特定の会員に対して配布しているという事にしているようです。
浄水器のアクアカルテック・ホームページ