浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:LC300HP/SE 草加市 麺屋 鯛鯛 様
7月に草加市駅近くにオープンした麺屋鯛鯛様の浄水器設置事例です、化学調味料を一切使用しない無化調ラーメンは食材の風味出汁が最重要、その風味出汁を活かすため逆浸透膜浄水器の純水をお選びになりました。
導入された浄水器はLC300HP/SEと40㍑貯水タンクのセットです。これでラーメンのスープに使用する水とお客様へのお冷を賄います。
70㍑の寸胴でラーメンスープを仕込む時に40㍑の水が必要になるとよくお聞きします、そのためスペースが許せば40㍑タンク(直径40cm×高さ80cm)をお勧めしています、スペースが確保出来ない場合は高さ60cmの30㍑タンクを使用する場合もあります。
LC300HP/SEの造水速度は約40㍑/時間ですから貯水タンクの純水を使い切ってしまっても、一時間後にはまた満水に出来ますので開店時間中に水が足りなくなる様な事はないでしょう。
一般的な浄水器は高性能を謳うモノでも精密濾過膜と活性炭ですので、塩素臭やサビ等の大きな粒子の不純物は取り除いても、水に溶けている物質は丸々残ってしまいます。TDSメーターでその様な浄水器が作る浄水と水道水を計測するとどちらも同じ数値を示します、精密濾過膜では水に溶けている溶解性物質を除去できません。
逆浸透膜浄水器は溶解性物質も95%除去してしまうので、浄水を純水と呼べるのです、純水はご家庭で飲むだけなら単純に安全で美味しい水ですが、調理水として考えた時、溶解性物質を取り去った効果が結果として出る場合があります。
お茶やコーヒーなども違いが判りやすいのですが、不純物が無い純水はそれだけ多くの物を溶かし込む事ができる水です。
ppm単位ではありますが水には溶け込んでいる不純物が存在します、東京の水道水でも100ppm前後の不純物が溶けていて、それは一般的な浄水器で使用されている精密濾過膜では全く除去する事が出来ません。
水は溶かせる物の量が決まっています、飽和量です、これ以上投入してもそこに沈んでしまうか水面に浮かんできてしまいます。
逆浸透膜浄水器の純水は溶解性不純物を除去した分だけ、より多くの出し成分を溶かす事ができる様になります。
更に重要なのは水に溶けている不純物が出汁風味の邪魔をしてしまう事です、濃い味付けの料理なら問題にならないのですが、塩分を控えて出汁風味を強調しようと意図するほどに水道水の不純物が邪魔をし、予期しない負の相乗効果を招いてしまう場合もあります。
逆浸透膜浄水器の純水は水質(水に含まれる不純物)に起因する問題を解決する事が出来ます。
化学調味料を使わず鯛で造られた濃厚な出汁風味で食べさせてくれる独特なラーメン、店主さんも一見して人柄の良さが溢れ出している様な好漢です。
浄水器を納品した時はOPEN前で残念ながら鯛ラーメンを頂くことは出来ませんでしたが、グルメサイトの評価も上々のご様子です、近いうちにお伺いしたいですね。