浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:LC300HP/SE 東京都 M様


イチゴ栽培をされているM様は使用されていた井戸水の水質に問題が有り、水耕栽培に適した水に浄水する為に逆浸透膜浄水器の導入をご検討されました。
不純物量の多い井戸水や、含まれている不純物の種類によっては養液を作る原水として適さない場合があるそうです。
逆浸透膜浄水器なら水に溶けている溶解性不純物を95%位取り除きますから、浄水はほぼ純水となります、養液を作る原水として理想的な水です。

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構でアクアカルテックの逆浸透膜浄水器を使用した塩害井戸水の浄水実証実験の記事をご覧になったそうです。
このときは津波の影響で塩分が多くなった井戸水をイチゴ栽培に適した水に浄水する為の実証実験でした。
塩分濃度の指標であるEC値を90%以上下げてイチゴ栽培に問題ない水を逆浸透膜浄水器作る事が出来ました。

逆浸透膜式の浄水器を使用すれば水中の不純物を95%除去できますので、原水の水質が相当酷くても、綺麗で飲用にしても問題の無いレベルに浄水出来るのですが、
問題は、量、です。

農業作業で使用する水量は毎日何トンといっったレベルですから弊社最大容量の逆浸透膜浄水器LC600HP/SEの70~80㍑/時間の造水量では到底対応出来ません。
今回の様に水耕栽培の養液作成や調湿ミストなど使用量が限定された場面なら適応がありますが、それでも相当な使用量が見込まれる為、LC600HP/SEを2台で運用されています。

逆浸透膜浄水器を一番損耗させるのは長時間の連続運転です。
連続運転により電動増圧ポンプが過熱して内部のダイアフラムが熱により破損したりする、駆動系のトラブルが多くなります。
それを回避する為に写真の様にプログラムタイマーを使用して浄水器を運用して頂いています。

2台の逆浸透膜浄水器で造った浄水は4トンの大きな貯水タンクへ貯められて行きます、貯水タンクが満水になるまで浄水器を運転したら24時間連続運転になってしまいます。
そこでプログラムタイマーで、8:00~9:40(稼働)、9:40~10:00(停止)、10:00~11:40(稼働)、11:40~12:00(停止)といった様に
浄水器を停止時間を挿みながら断続的に運転する事によって駆動系の熱を逃がして損耗を抑える運用方法です。

駆動系の冷却の他に停止状態からの再起動時には浄水器のプログラムで30秒間の逆浸透膜フィルター洗浄が入りますので逆浸透膜フィルターの延命効果も期待出来ます。

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浄水器/アクアカルテック