ヒ素、マンガンが基準値を超えています、逆浸透膜浄水器。
アクアカルテック浄水器ユーザー様の約50%は井戸水です。
中には漠然と、井戸水は何が入っているか判らないから、と逆浸透膜浄水器を導入されている方もいらっしゃいますが、殆どのケースでは何の問題もなく飲用していた井戸水を何らかのきっかけで水質検査をしてみたところ、有害物質が水道水質基準値を超えて検出されてしまった。
それまでは何の躊躇いもなく美味しい水と思って飲んでいた井戸水が実は水道水質基準値に照らし合わせると「飲用不可」であったと、ヒ素、硝酸などの有害物質が多少、水道水質基準値を超えている水を飲んでも人間の味覚臭覚で異常を感じ取る事は先ず出来ません。勿論、味覚臭覚に異常を感じる様な水は飲むべきではありません。
今回ご相談頂いたお客様はヒ素とマンガンが水質基準値を超えて検出されてしまったそうです。
硝酸性窒素や亜硝酸性窒素に比較するとヒ素、マンガンを理由に浄水器を導入される方は非常に少数です。
それは検査数が少ないから、PCR検査の話みたいですね。
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素と亜硝酸性窒素単体は井戸水基本検査(11~15項目程度)に必ず含まれていますから、見つかりやすい有害物質ですけれど、ヒ素、マンガンとなると27項目セットとかオプションで追加しないと入ってこない項目なので、一般の方が検査する機会は多くありません。
検査項目が増えれば検査金額も増えて負担が大きくなりますし、水道水質基準値51項目全ての検査は20万円前後と非常に高額になります。
使っている井戸水がヒ素、マンガンが基準値を超えているかどうかは、ヒ素、マンガンの検査をしない限り判りません、つまり11項目の井戸水基本検査を行った場合は11項目に含まれていない物質については判らない訳です。
ヒ素、マンガンというと比較的毒性の高い物質ですから基本検査にオプションで加えたいところです。
一方でマンガンは人体の必須元素とされていますので、マンガンを含有している事を宣伝文句にしているボトル飲料もありますが、通常の食生活からは十分以上に摂取できる物質ですので、ことさら積極的に摂取する必要は無いでしょう。
逆浸透膜浄水器でのヒ素、マンガン除去率は概ね95%、検出されたヒ素、マンガンの量を1/20に減らせる勘定ですから、ほとんどのケースで飲用可能な浄水が出来るでしょう。
今回のマンガンもそうですが、有害物質の多くは水に溶解した状態で存在します、マンガンやヒ素などの金属系の物質はイオンとなり、大きさは原子単体と同じ大きさですから、塩が溶けてNa+イオン、Cl-イオンになっているのと同じ状態です。
水からヒ素、マンガンを除去する事は、水に溶けた塩を除去する能力を持つ浄水器でなければ出来ないのです。私から見るとあり得ない様な宣伝文句で高性能を謳う浄水器がありますが、使用している精密濾過膜以下のフィルターでは溶けたイオンを除去できる理由がありません、イオンを除去する為に吸着剤を活性炭に混ぜたとしても量から考えて、効果があるのは最初のうちだけでしょう。
長期間継続して有害物質を分離除去するためには浄水器へ物理的に孔径の小さなフィルターを使用する事が必要です、それが逆浸透膜フィルターです。
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