浄水器の水より自然水がいい?
自然の恵と言えば人間にとって理想的な水、食材の様なイメージがあります。
でも現実的には自然のモノは人間に取って良いモノも悪いもモノも有ると考えるべきでしょう。
例えばミネラル、
人間にとって必須栄養素となるカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、リン、亜鉛など、13種のミネラルが必須ミネラルとされています。
ミネラルは金属の事です、水の中のミネラルは水に溶けている金属、金属イオンが主となります。
必須ミネラル以外のミネラルへ視野を広げてみると、鉛、ヒ素、水銀、カドミウムなど人体への有害性が高い金属もあります、これらも自然にある物質です。
実際に弊社のユーザー様ではヒ素が水道水質基準値を超えて飲用不可の判定が出てしまった井戸水で逆浸透膜式の浄水器を使用して生活されている方も多くいらっしゃいます。
人体に非常に有害性の高いヒ素ですが、このヒ素が検出されてしまう理由は工業的に投棄された物質が原因なのは小数で、殆どはその地域の土壌に由来する自然成分なのです。
このヒ素に汚染された地下水も自然水、ナチュラルウォーターを販売する業者は人体に良しとされる成分しか表示しません。
またマンガンは13種の必須ミネラルの中に数えられますが、量が過ぎると神経毒となり、水道水質基準で含有量が規制されている物質でもありますし、普通の食生活をしていれば敢えて摂取する事を意識する必要のないミネラルです。
実際にマンガンが水道水質基準値を超えて飲用不可となってしまった為にアクアカルテックの逆浸透膜浄水器で飲料水/調理水を確保して生活しているユーザ様がいらっしゃいます。
人間はそれら自然の良いモノ、悪いモノに曝される過程の中で悪いモノに対する抵抗力を身につけたり、吸収効率を変えた種が生き延び発展したりを、長い年月の進化過程の中で繰り返してきたのでしょう。
例えばミネラルには無機ミネラルと有機ミネラルがあります。
無機ミネラルは水に含まれるミネラルの様に金属単体が溶けた状態です、一方で有機ミネラルは有機体=生物と結合したミネラル、植物や動物に含まれるミネラルで人間は食材としても野菜、肉などから体の中へ取り込みます。
ここで無機ミネラルと有機ミネラルでは人体への吸収効率が明らかに違う様です、水に溶けている無機ミネラルの吸収効率を落とし、植物・動物の持つ有機ミネラルの吸収効率を上げる事により有害物質をふるいに掛ける様な体の機能を獲得して進化、生き延びてきたのでしょう。
動植物が体内へ取り込んでも大丈夫なミネラル、このような生態フィルターを通して、より安全性の高いミネラルを人体へ取り込む事が出来るはずです。
体に良いとされるカルシウム、マグネシウムも水に溶けている無機ミネラルでは吸収効率が悪く体内へ届かず排出されてしまいます、にがり(=マグネシウム)を水に溶かして飲む健康法が以前流行りましたが、大量の無機ミネラル、マグネシウムが口から入ると多くの方はお腹が緩くなります。
人体が無機ミネラルを早く体外へ排出しようとしているのです、便秘症の方にとっては好都合なのでしょうが、無機ミネラルが人体へ吸収しづらい事を示しています。
話が飛んでしまいましたが、人為的に作られた物質により汚染やヒ素などの自然由来の有害物質の可能性を排除して安全な水に変える、これが逆浸透膜浄水器が出来るご提案です。
水に溶けたミネラルは金属イオンとなり、自然界では最小の物質ですから高性能と言われる日本製の精密濾過膜を使用した浄水器でも100%通過して浄水にそのまま残ってしまします。
これがミネラルの様な小さな有害物質を除去出来ない浄水器が言う「体に必要なミネラルは残します」の真意です。
有害な重金属もミネラルですし、そもそも水中の無機ミネラルは栄養素としてあまり意味がありません。
よくある水の話で、例えば逆浸透膜浄水器の様に純水にまで浄水してしまうと自然の水とは異なってしまうので、体に良くないとか、自然の水の方がミネラルのバランスが取れているので体に良いとか、まことしやかな話ではありますが、いかにもな感覚論で根拠の無い話です。日本各地の名水、湧水の殆どはミネラル濃度が非常に低い純度の高い水、逆浸透膜浄水器の浄水に近い水です。
自然のものは体に良いモノも悪いモノある、と言うのがバランスのとれた話ではないかと思います。物事にはそれぞれ仕組みや理由があり、仕組みや理由を理解すれば、人間の感情を模した様な言説に戸惑う事無く、見極める事ができるはずです。
浄水器のアクアカルテック・ホームページ