浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS 千葉市 U様
U様のお宅は現在リフォームの真っ最中です、システムキッチンはもちろん、床、壁の内装仕上げも
ピカピカで後はお引越しを待つだけです。
今回はお引越し直前で浄水器の取付工事がしやすい所へお邪魔させて頂きました。
あまり早く工事にお伺いすると、まだ給水が接続されていない場合もあります、これでは浄水器接続後の漏水検査が出来ません。
浄水器の本体は事前のお打ち合わせ通りにシステムキッチン引き出し収納奥の配管スペースへ収めます。
シンク下の給水管から給水分岐パーツを使用して赤いチューブで浄水器へ給水を行います。
浄水器から出る排水は黒いチューブでシンク下の排水管へ流します。
逆浸透膜式の浄水器は水道水/井戸水を問わずご使用になれます、その意味をお考え頂くと、水道水には使えるけど井戸水には使えませんとする浄水器があり、殆どの浄水器が井戸水には使用出来ません、「水道水専用」「飲用に適した水を使用して下さい」とか表示されています。
水道水は水道水質基準51項目の安全基準が確認された水ですので、浄水器から何かが溶け出さない限り、水道水質基準基準を超えて有害物質が検出される事はない訳ですが、井戸水では硝酸性窒素やヒ素、マンガンなどが基準値を超えているケースは結構あります。
つまり井戸水では飲用に適さない場合も多々あるのです、そうなると、飲用に適さない有害物質が含まれている井戸水を浄水器に通して水道水質基準値内に浄水出来るか、出来ないか、で水道水にしか使用出来ない浄水器か、水道水でも井戸水でも使用出来る浄水器かが決まります。
水に溶けた有害物質は非常に小さく一般的に高性能といわれる家庭様浄水器に使用されている精密濾過膜では穴が大きすぎて、殆ど素通りしてしまいます、水に溶けた有害物質に対応するにはそれよりも細かいフィルター、限外ろ過膜>逆浸透膜が必要になります。
システムキッチンのシンクトップには向かって右側へ通常蛇口が配置されていますので、浄水器からつなぐ浄水蛇口は左側へ配置しました。シンクトップには直径15mmの穴あけ加工をして浄水蛇口を取り付けています。
さて、今回の様な浄水器配置パターンですと貯水タンクは引き出し収納上へ横置き設置となるのですが、今回のU様のオーダーは少し変わっています。
システムキッチン左側へ配置予定の冷蔵庫の上へ貯水タンクを配置されたいそうです、貯水タンクは満水時13kg位と大変重くなりますので高い位置へ置くのは少し心配です。
U様とご相談したところ、地震時の転倒などには十分に配慮して、囲うものを自作されるとの事でした、リフォーム工事も多くの部分をご自分で行われる様な方ですから、心配なさそうです。
私の工事はシステムキッチンのサイドに貯水タンクへつなぐ配管チューブを通すところまで、貯水タンクはシンクトップへ置いて後はU様におまかせします。
来年の浄水器定期メンテナンス/フィルター交換の時にはどの様に貯水タンクが置かれているか解るでしょう。
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