フッ素を除去できる浄水器

「アクアカルテックの浄水器でフッ素を除去できますか？」
最近良く頂くご質問です。

弊社所在の千葉県では殆ど無い様ですが、愛知から西方の井戸水で使用されているアクアカルテック浄水器のユーザー様では、何件か「フッ化物」が水道水質基準を超過している方がいらっしゃいます。
フッ化物は原水のｐHの影響で除去率が変動してしまう物質です。
ｐHが酸性よりだと除去率が低くなり、ｐHがアルカリ性よりだと除去率が高くなる傾向があります。

ユーザー様からの浄水器の除去結果をお聞きすると平均的に９０％前後の除去率と、他の有害物質の９５％除去率に比較すると少し低下する様です。

ですが、最近フッ素除去についてご質問を頂く方は水道水をご使用の方なのです、何をご心配されているのかと言うと、水道水にフッ素が添加されるのではないかとご心配されているのです。

フッ素は虫歯予防の為に多くの歯磨き粉に添加されています、私も歯磨き粉を買うときはフッ素添加がされているものを選んでいます、フッ素はカルシウムにはたらきかけて歯のエナメル質を修復強化し虫歯を予防する効果があるからです。

米国などでは国民の虫歯予防の為に水道水へフッ素を添加するフロリデーションをしている地域もありますが、現在のところ日本ではフッ素添加がされている水道水は一部の在日米軍施設に限られていて、日本が管理している水道水へのフッ素添加はありません。

１９６０年代には日本でも試験的に京都市や三重県でフロリデーションが行われました、その時のフッ素添加濃度は０.７ｍｇ/㍑だそうで、フロリデーションのフッ素濃度としては０.７～１.２ｍｇ/㍑の範囲とされています。一方でフッ素の水道水質基準値は０.８ｍｇ/㍑ですので、かなり近い！？ですね、私は歯磨き粉のフッ素添加で十分かと思いますが。

現状、日本の水道水にはフッ素添加はされていません、が、埼玉県吉川市では数年前に歯科医師会がフロリデーションを働きかけていた事がありましたが、市民の反対もあってか実現には至らなかった様です。

前置きが長くなりましたが、フッ素を除去できる浄水器、です。
水に溶けたフッ素を長期間継続して分離除去する為には逆浸透膜フィルターの様な非常に細かいフィルター必要です。
一般的な浄水器に使用されている精密濾過膜（中空糸膜）ではフィルターの孔が大きすぎて全く除去できません、活性炭フィルターにイオン交換樹脂を添加していれば最初の数十リットルは２０～３０％位除去できるので、「フッ素を除去できます」と表示するかもしれませんが、実用的のある話ではありません。

フッ素など水に溶けている有害物質を除去する為には水に溶かした塩（ナトリウムイオン、塩素イオン）を除去できる性能を持った浄水器が必要です、それは逆浸透膜式の浄水器です。
プレフィルターの定期的な交換は必要ですが、逆浸透膜浄水器に使用されている逆浸透膜フィルターは３～４年と非常に長期間に渡り９５％以上の高い除去性能を維持して安全で美味しい水を造ります。

浄水器のアクアカルテック・ホームページ