浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS 八街市 S様
八街市では浄水器購入費補助金制度があります。
補助制度には一定の条件があります、井戸水(地下水)を生活用水として利用していて付近の道路に水道本管が敷設されていない事、大腸菌、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素のいずれかが水道水質基準値を超えて検出されている事です。
硝酸性窒素(硝酸態窒素)の主な原因は畑やゴルフ場の芝生への肥料に含まれれる窒素です、地中のバクテリアの分解容量を超えて投入された窒素系肥料の一部が地下水に到達し、汚染してしまいます。
動物、昆虫の死骸、糞尿も硝酸性窒素となりますが、人間の立ち入らない場所では地中のバクテリアが分解して地下水に硝酸性窒素が残る事は無いそうです。
天然水のボトルウォーターも硝酸性窒素の簡易検査をすると硝酸性窒素が存在する事を示す着色が確認出来る事がよくありますので、人里離れた山奥の原流水という訳ではないのでしょうね。
八街市にご新築されたS様は補助金制度を利用されて逆浸透膜浄水器ACRT-550MPSを設置されました、補助金額は消費税を除いた金額の1/3かつ5万円以下となります。
システムキッチンは全て引き出し式収納です、最近はハウスメーカーの仕様で観音開きの扉式収納は選択出来ないケースが多い様ですね、今回はシンク左側の引き出しを浄水器本体と貯水タンクの収納場所として設定して頂きました。
浄水器用の蛇口はS様のご希望で左側へ設置しました、浄水器の蛇口は通常右側ですが、右側はまな板を立てるポジションになっています、左側でもすぐに慣れてしまうでしょうから右側にこだわる必要はありません。
浄水器用に空けていただいた引き出しには浄水器本体と貯水タンクが配置されています、とても広いシステムキッチンですので、引き出しが一つ浄水器用になってしまっても特に問題はなさそうです。
S様の様に井戸水が汚染されて逆浸透膜浄水器を導入される方は弊社お客様の約半数を占めます、行政による浄水器購入費補助制度では逆浸透膜式の浄水器に限定されているケースも多くあります。残り半数のお客様は水道水で逆浸透膜浄水器をお使いになっています、水道水のお客様の購入動機は様々です、宅配水やスーパーマーケットの大型浄水器と同じ純水を使いたい、水道水でも放射性物質の件以来信用できない、化学物質過敏性など疾患を考慮してなど。
逆浸透膜式の浄水器は水に溶けた塩、ナトリウムイオンと塩素イオンでも95%除去して純水を造ります、これは単純に逆浸透膜という非常に細かいフィルターを使用しているからです、逆浸透膜の細かさは水分子すらも通りにくい程、小さいのです、その細かい逆浸透膜へ水を押し込むために電動増圧ポンプが装備され、細かい逆浸透膜を目詰まりさせない様にプレフィルターが必須となり、電動ポンプを使用しても造れる純水の量が150ml/分と非常に遅いため貯水タンクも必要となります。
逆浸透膜式の浄水器は浄水機と表示した方がいいでしょうね。
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