浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS 成田市 O様
成田市にお住まいのO様は井戸水を使用しています、千葉県が行った井戸水の水質調査でヒ素とマンガンが水道水質基準値を超えて検出され、「飲用不可」の判定が出てしまいました。
ヒ素、マンガンは水道水質基準項目の中でも毒性が高い物質ですので早急な対応が必要です。
成田市ではヒ素や硝酸性窒素などの有害物質に汚染された井戸水で生活する市民に対して、それを浄化出来る浄水器を購入した場合に浄水器設置費補助金制度があります。
この制度の正式名称は「地下水に係る浄水器設置費補助制度」で、その概要として先ず対象物質ですが、
・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
・ヒ素
・トリクロロエチレン
・テトラクロロエチレン
・クロロエチレン(塩化ビニルモノマー)
のいずれかが水道水質基準値を超えて検出された地下水である事、補助金額は浄水器の購入及び設置に要する経費の1/2、もしくは15万円以下となりますので、浄水器及び設置工事費の総額30万円までの金額が想定されています。
アクアカルテックのACRT-550MPSですと浄水器本体12万円、設置工事費2万円の計14万円の内、7万円が成田市から補助されます(金額は消費税別となります)。
もう一つ重要な条件は浄水器の浄水方式です。
・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 :逆浸透膜方式、イオン交換方式
・ヒ素:逆浸透膜方式
・トリクロロエチレン:逆浸透膜方式
・テトラクロロエチレン:逆浸透膜方式
・クロロエチレン(塩化ビニルモノマー):逆浸透膜方式
と・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素を除いて逆浸透膜方式の浄水器に限定されています。
その理由は成田市のホームページにも明確に表示されていて、
「活性炭方式、中空糸膜方式、セラミック方式等の浄水器では対象物質を除去できないため、補助の対象にはなりません。」と記載されています。
ここで記載されている中空糸膜は精密濾過膜の事です、外国製の有名な浄水器の説明書きにはヒ素が除去できる様なデータシートを載せていたりしますが、その多くのフィルター部分は中空糸膜(精密濾過膜)より孔が大きい圧縮繊維フィルターですから除去性能的には検討にも値しません。
物凄い高性能を謳いながら汚染地下水の補助金事業などでは全くお目にかからない浄水器がシーガル◯ォーとかマルチ◯ュアです、結構お高いですのにね。
さて、O様のシステムキッチンは引き出し型です、浄水器の本体は引き出し奥の配管スペースへ納める事が出来ました。貯水タンクは引き出し収納の上へ横置き設置、転がらない様に小さなドアストッパーを噛ましてあります。
浄水器用の専用蛇口はシンクトップに最初から穴あけ加工がしてあって、プラスチックのキャップがされていましたので、それを取り外してそこへ浄水蛇口を設置します。
日本製蛇口用のΦ32mmの穴は大きすぎるので、それを調整する為の座金を使用します。
引き出し収納を戻すと浄水器の本体は見えなくなってしまいますね。
逆浸透膜浄水器によるヒ素、マンガンの除去率は95%以上、今日から安心して水が飲めますね。