逆浸透膜浄水器のデメリット

「逆浸透膜浄水器のデメリット」
頻出する検索キーワードです。

逆浸透膜浄水器の浄水は純水になる、海水を淡水化するために開発された、オシッコも真水に浄水する、等など。

逆浸透膜式の浄水器が除去性能についていかに画期的な高性能を持つかを言い表している宣伝文句ですね。
そんなに高性能な浄水器が一般に広く普及していないのは何かデメリットが有るからだ、逆浸透膜浄水器を買ってから後悔しても遅いですよ!
と「逆浸透膜浄水器のデメリット」を探るのは正しい行動だと私も思います。

20年位前なら浄水器などの様々な商品についてネット上にはメリット/デメリットの双方のレビューが簡単に探せましたが、現在ではかなり傾向が変化してしまっています。巷で話題の商品はデメリットを探す為のネガティブキーワードもSEOで抑えてしまい、ネガティブキーワードに対する検索結果はどこかで見たようなサテライトサイトに埋め尽くされてしまいます。

様々な商品についてのデメリットを探しづらくなっている昨今です。

そこで逆浸透膜浄水器のデメリットですが、浄水器が大きい、ことが第一かと思います。
逆浸透膜浄水器が大きくなってしまうのは理由があります、逆浸透膜フィルターは非常に細かいフィルターです、日本製浄水器に使用されている精密濾過膜ならフィルターの孔が大きいので水道の水圧でも水がジャージャー通りますが、逆浸透膜になると電動の加圧ポンプを使用しても1分間に150ml位の水しか通る事ができません。

弊社で家庭用浄水器に使用している50ガロン/日の逆浸透膜を広げてみると、ざっと0.48平方メートルの面積があります、縦22cm✕横220cmですからかなりの面積です。その逆浸透膜に対して電動加圧ポンプで水圧を掛けても1分間にコップ1杯ほどの浄水しか作れないほど逆浸透膜の孔は小さい訳です。

この様な細かいフィルターですので、水に溶けた塩=ナトリウムイオン+塩素イオンでも95%以上除去する事が出来るのです。

でも、その高い除去性能と引き換えに電動増圧ポンプが必要、造水速度が遅いので浄水を貯めておく貯水タンクも必要、非常に細かい逆浸透膜に直接水道を流すと目詰まりしてしまうので、プレフィルターも必要、と浄水装置は大きくなってしまいます。

高い除去性能を得る代わりにこの様な浄水装置となってしまいます。逆浸透膜浄水器の大きさと逆浸透膜浄水器の高性能どちらを優先されるかはお客様次第です。

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