ミネラルも除去してしまう逆浸透膜浄水器2️⃣
ミネラルも体に良いミネラルだけではありません。
例えば鉛、水銀、カドミウムなど人体への毒性を持つミネラルもあります。
そしてカルシウム、マグネシウムも鉛、水銀も水に溶けてしまうとイオンになり大きさに殆ど違いがありません。
この僅かな違いをより分ける事が出来る浄水器のフィルターは有りません。
そうなると浄水器が出来る選択肢は2つです。
1.孔の大きなフィルターを使用して全てのミネラルを浄水に残す。
2.逆浸透膜の様な細かいフィルターを使用して全てのミネラルを除去する。
人間の体に必須とされる16種類のミネラル
ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、 カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素
いずれも適正量があり過度に摂取すると悪影響もあります。
有害ミネラルの代表的なものは
鉛、水銀、カドミウム、ヒ素、アルミニウム、ベリリウムなどがあります。
ミネラルは水に溶けている状態ではイオンになります、ミネラルなどの金属原子は電子を手放す事によりイオンとなりますので、原子半径よりイオン半径の方が小さくなります。
必須ミネラルの中のカルシウムイオンの原子半径は1.14(A)です、一方有害ミネラルのアルミニウムイオンの原子半径は0.68(A)とカルシウムよりアルミニウムの方が小さくなります。
カルシウムが通過する孔径のフィルターならアルミニウムも通過してしまいます。
そうであれば、有害ミネラルを除去して有効なミネラルだけを残す浄水器は存在しません。
「有害物質を除去して体に必要なミネラルは残します」という浄水器の宣伝文句を正しく記述すれば、
「サビやカビ、細菌などの大きな有害物質を除去してミネラルの様な小さな不純物は残します」となります。
金属ミネラルが水に溶けてイオンになると自然界では一番小さな状態の物質です、原子半径が0.68(A)や1.14(A)の大きさの差をより分ける様なフィルターは存在しません。浄水器は全部除去するか、全部残すか、の2つの選択肢となります。
逆浸透膜式の浄水器は水に溶けているミネラル単位の不純物を95%以上除去して浄水は不純物の無い純水となります。
ミネラルにも有害なミネラルがある以上、ミネラルは全て除去して安全な水を目指すのが逆浸透膜浄水器です。
「水からミネラルを除去してしまう不自然な水は健康を害するのでは?」
いいえ、元々水に含まれるミネラルは微量で、かつ人体への吸収効率の悪い無機ミネラルです、1日に水から吸収出来るミネラル量はお茶一杯、牛乳一杯にも及びません。
肉、魚、野菜など食材に含まれる有機ミネラルの方が遥かに多く比較になりません。
また、観光地の水くみスポット、谷川岳SAや箱根山などの湧水をTDSメーターで計測すると蒸発残留物濃度は20ppm前後と非常に純度が高く、逆浸透膜浄水器の純水に近い水です、地表から蒸発して雲になった水は純水です。
逆浸透膜浄水器の純水は決して不自然な水などでは無く、山間の雪解け水や湧水など自然の水に非常に近い水です。