浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS 芝山町 H様

芝山町では浄水器購入費について補助金交付制度があります。
補助金交付には次の様な条件が付されています。
・井戸水(地下水)を使用していて付近に水道本管が敷設されていない事。
・ヒ素、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、亜硝酸性窒素のいづれかの有害物質が水道水質基準値を超えて検出されている事。
・個人住宅である事。
条件を満たした町民の方は浄水器購入費の50%を補助されます。

浄水器の方式としては逆浸透膜式の浄水器かイオン交換樹脂方式の浄水器となります。
他の浄水方式の浄水器が対象とならないのはヒ素や硝酸性窒素などの有害物質に対して長期間、安定した除去性能を持たないからです。
ヒ素が除去できると表示しながら、最初の数十㍑しか除去性能が続かないなどの浄水器は対象になりません。

H様のシステムキッチンは全て引き出し収納です、最近は殆どこのタイプですね。
システムキッチンは15cm刻みの箱を組み合わせて台所のスペースに合わせて設計するので、メーカーによっては箱ごとに収納タイプを選んで、この45cmの箱だけは扉式収納にするなどのオアーダーが利くのですが、多くのメーカーは引き出し収納のみの対応の様です。

今回は引き出し収納奥の配管スペースに浄水器の本体を置くことが出来ました。
逆浸透膜浄水器ACRT-550MPSは厚み145mmですので、奥行き的には殆どのシステムキッチンの配管スペースに置けるサイズなのですが、配管スペースですから給湯管、給水管、排水管がありまして、これら配管の位置関係によっては浄水器の幅約40cmが確保出来ずに浄水器本体を置けないケースもあります。


既存蛇口が右側にありますので、浄水器用の蛇口は左側へ配置しました。
浄水器用蛇口はハンドルが右側についていますので、一般的には右側配置を想定していますが、左側へ配置しても特に問題はありません。
浄水器用蛇口を設置する為にシンクトップには直径15mmの穴を開けます。

引き出し収納ですと貯水タンクは殆どのケースで引き出し収納上に配置するしかありません。
貯水タンクは満水で13kgありますので、結構な重さです。
長期的には引き出し収納の箱やスライドレールなどが歪んでしまう可能性があります。
スライドレールは1本で耐荷重40kg、2本で80kgですから十分な強度がありますが、壁側面のローラーに引っ掛けるタイプは強度が弱く要注意です。
また引き出し収納の箱が歪んでしまう場合もあります、これはメーカーによって強度が異なりますので、弊社のお客様でも10年以上経っても何ら異常の無い方も多いですね。

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浄水器/アクアカルテック