ペットボトルの水にマイクロプラスチック
「ボトルウォーターにペットボトルから剥がれ落ちたマイクロプラスチックが含まれていた」
との記事がありました。この記事を読んだ感想としては、ミクロの目で見れば容器の成分が剥がれ落ちる事もあるのだろうな、と思いました。
この記事をご覧になって大きな不安を感じた方もいらっしゃった様で、「安全の為にボトルウォーターを購入していたが、ボトルウォーターにもマイクロプラスチックが含まれているとの事から逆浸透膜浄水器を検討したい。」とお問い合わせを頂きました。
安全面の為に購入しているボトルウォーターにマイクロプラスチックが入っていたのでは、何のためにボトルウォーターを買っていたのか!?となりますが。
よく考えてみると私達が購入する食材の多くは生鮮食品を除き、殆どがプラスチックでパッキングされています。
マイクロプラスチック対策としてレジ袋を止めてエコバッグへ商品を詰めますが、エコバッグの中を見ると詰められている商品は、その殆どがプラスチックでパッキングされていて唖然としてしまいます。
殆どの食材がプラスチックで包装されてプラスチックに接触している事を考えれば、私達が口にする食材にはマイクロプラスチックが含まれている事が想像出来ますし、それから逃れて生活するのは不可能と言えましょう。弊社が販売している逆浸透膜浄水機も多くの配管、フィルターケースはポリプロピレン製ですので、厳密に計測すれば浄水にプラスチックが混ざる可能性もあるでしょう。
安全な水の代表とも言えるボトルウォーターにさえ、人体に有害なプラスチックが混ざっていた、それは安全嗜好に対するアンチテーゼ的な意味合いを持つ記事だと私は捉えました。私達は水だけではなく食材を口にし呼吸もしなければなりません、小さいなリスクに焦点をあてて、そこへコストをつぎ込むのは費用対効果の悪い話です。
マイクロプラスチックの問題点は消化吸収排出などの人体の代謝サイクルに乗らない事だと思いますが、大きなプラスチックは消化器官から体内へは吸収されずに排出されますがナノプラスチックと呼ばれるように小さくなると体内に入り込んでしまう可能性もある点です。
私が子どもの頃から現在まで増え続けているプラスチックですが、医学の進歩もあり人間の寿命は伸び続けていますので、そこまで目くじらを立てる様な事でも無い気がします。マイクロプラスチックの海洋汚染にしても化繊衣料の洗濯からでる脱落繊維が一番大きな割合を占めるともされていますから、化繊の衣料品を禁止にしなければなりません。