井戸水を飲めるようにするには。
井戸水を飲めるようにするには?
と考えている方は2通りの方がいると思います、井戸水の水質検査はしていないけど、今使用しているのが井戸水だから不安がある。
もう一つは水質検査を行ったところ有害物質が水質基準値を超えてしまい「飲用不可」の判定が出てしまった。
アクアカルテックの逆浸透膜浄水器をご利用頂いているユーザー様の約60%は井戸水(地下水)で使用されています。
そのユーザー様の殆どは井戸水の水質検査をして保健所や検査機関から「飲用不可」の判定が出てしまった方です。
「飲用不可」判定とは水道水質基準51項目中のいずれかが基準を満たしていない状態です。
井戸水を採水して検査機関へ持ち込んだり、宅配で水を検査機関へ送付して水質検査をしてもらう事ができます。
先ずは現在使用している井戸水の現状を把握する事が肝要かと思います。
結論からお話すると、51項目の内、大腸菌、一般細菌についての対応は浄水器ではなく滅菌器で家全体の水を消毒するのがセオリーです。
大腸菌、一般細菌は飲料水/調理水だけの問題では無く、洗面、入浴などにも関わってしまうからです。
その他の有害物質、ヒ素、硝酸態窒素、マンガンなどが基準値を超えてしまった場合は逆浸透膜式の浄水器で飲料水/調理水を確保します。
これが飲用不可の井戸水を飲める様にする方法となります。
井戸水の検査方法は水道水質基準に依って行われます。
水道水質基準は現在51項目ありまして、この51項目全てを検査して、安全性を確認出来れば水道水並に安全な井戸水と考える事が出来ます。
ただ、51項目の検査費用は20万円前後となり、個人の方が毎年行う検査としては高額に過ぎると思います。
(51項目検査が高額になってしまうのは揮発性物質等の検査環境を整える事に費用が掛かる等が理由だそうです)
そこで殆どの方は井戸水基本検査(11項目)費用1万円前後を選択される様ですが、残り40項目については水質検査を行っていないので、11項目に限定された安全確認と言えます。11項目の中では大腸菌、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、亜硝酸態窒素の3項目が特に深刻度が高い物質となりまして、弊社ユーザー様の多くが硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素検出を理由として逆浸透膜浄水機を導入されています。
11項目あるいは10項目でも必ず含まれている硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素は顕在化しやすい有害物質です。
まだ水質検査をしていない人は費用は掛かりますが51項目の検査を行ってパスすれば水道水並の安全性で井戸水を飲む事が出来ますが、現在暫定基準値扱いのPFOS PFOAが存在しても、その検査をしない限りは判断出来ません、実際に千葉県鎌ケ谷市の井戸水で暫定基準値の700倍のPFOS PFOAが検出された事例がありますので、完全な安全とは言えないですね。