水からミネラルは摂れません


「ミネラルウォオーター」と言うくらいですので、ミネラルたたっぷりと含まれた水で健康増進のイメージです。
天然のミネラルウォオーターや人為的にミネラルを溶かした水、やミネラルが濃縮されたものをポタポタと水に添加するもの、ミネラルを摂って健康になりましょう!
という商品が目につきます。

アクアカルテックが販売する逆浸透膜浄水器が造る水は純水ですから基本的にミネラルが入っていません。
当然にミネラルが無い水は体に悪いのではないか?と考えいる方もいらっしゃいますので、それについての答えを24年前にアクアカルテックとしては表明しています。

それは、
ミネラルには無機ミネラルと有機ミネラルがあり、水の溶けているミネラルは無機ミネラルです、人間の体は有機ミネラルを、より取り込みやすい仕組みになっていて無機ミネラルが体に入っても多くは腸から取り込まれずに排出されます。

無機ミネラル=金属類が水に溶けてイオン化した状態、鉄Fe カルシウムCa マグネシウムMgなど原子単体の状態に電子が離れ、多くはプラス電荷を持つイオンとなる。

有機ミネラル=有機体である動物、植物に取り込まれ炭素Cと結びついた状態の金属類

水とミネラルの話

ミネラルが水に含まれると水の味を変えます、嗜好品として、その水の味を好む方もいらっしゃるでしょうが、栄養補給の面では無意味です。

健康情報に興味の有る方には、一昔前に「にがり」を飲む健康法があった事をご記憶かもしれません。
にがりは主としてマグネシウムですが、これは無機ミネラルのマグネシウムです。
これを水に溶かして飲むのが当時の健康法でした、実際にどうなるかと言いますと、大量の無機ミネラルが入ると腸などでは吸収ぜずに早く体外へ排出する様に体が働きます。
結果的にお腹がゆるくなり、お通じがつかない人にとっては便通が良くなり、ダイエットにもなる、というものでした。

つまり水にミネラルを溶かしても体に入る量は微量でミネラル量が多すぎればお腹がゆるくなるだけです、ミネラルを溶かした水が美味しいのであれば、それは嗜好ですから否定するものではありませんが。

人間の体が無機ミネラルよりも有機ミネラルをより多く吸収する体になっているのは、進化の過程の中でより安全なミネラル補給方法を獲得してきたのだと想像しています。
動物、植物が取り込んで問題の無いミネラル、生体フィルターを通してより安全性の高いミネラルを取り込む仕組み、一方でミネラルも鉛、ヒ素、水銀などは有害ミネラルで重金属は一旦殻に入ると中々排出されません、例えば水源に大量の有害ミネラルが存在したらと考えいると太古の昔も水からのミネラルよりも、有機体からミネラルを摂取する方が安全であったに違い有りません。

普通にお食事をされている方なら食材から水の何倍も多くの有機ミネラルが補給出来ます、大量の発汗などには塩分などのミネラルを補給する必要がありますが、その場合もミネラルウォーターよりスポーツドリンクですよね。

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