2024年大晦日 浄水器のアクアカルテック
もう今年も大晦日です。
2024年も弊社浄水器ユーザー様、また、弊社浄水器をご検討頂いた方々には大変お世話になりまして感謝申し上げます。
この2~3年はPFAS有機フッ素化合物が話題になり、PFAS関連のお問い合わせも多く頂いています。
現在、問題になっているPFOS PFOAの2種類については活性炭でも殆ど吸着除去が出来る事が判っていますので、お問い合わせ頂いた方にも
「逆浸透膜浄水器の様な高性能浄水器ではなくとも、何等か浄水器を使用されていればPFOS PFOAをについては除去する事が出来ますよ。」
と率直に回答しています。
実際に汚染地域の住民を血液検査でPFOS PFOAの濃度測定をしたところ、何等かの浄水器を使用していた人は血中濃度が低かったと結果が出ています。
浄水器を使用していた人も血中濃度が低いと表現されてゼロではなかったと読み取れますが人体への侵入源は水だけではありません、有機フッ素化合物は様々なところで使用されてきた非常に便利な物質です。
またPFASの問題で浄水器業界は色めき立っている様に見えました、殆どの浄水器は活性炭を濾材に使用していますからPFOS PFOAを除去出来ますので。
ネット上の浄水器販売業者の多くは「PFOS PFOAを除去!」と喧伝されています。
活性炭フィルターの浄水器で除去できる物質ですから逆浸透膜浄水器でも当然に除去出来ます、その仕組を簡単に考察すると、逆浸透膜浄水器のプレフィルター3本のうち、2番目に装備されている活性炭フィルターでPFOS PFOAの殆どは吸着除去されます、活性炭フィルターの除去率が100%では無いと考えれば、僅かに通過したPFOs PFOAも逆浸透膜フィルターで95%以上の除去率で除去されます。
とある市町村の依頼でPFOS PFOAが検出されている井戸水に弊社逆浸透膜浄水器ACRT-550MPSで実地検査を行いました、非公開の検査ですので詳細は省きますが浄水は「検出限界以下」の結果を得ています。
弊社逆浸透膜浄水器は検査機関施設内で「フッ素及びその化合物」の検査を行っています。これはフッ素単体も含むPFOS,PFOA2種類限定の検査よりも幅が広く厳しい検査で除去性能を確認しています。
弊社の2024年は、ほぼ例年通り、約60%のお客様は井戸水で浄水器を導入され、残り40%の方は水道水で浄水器を導入さてました。
井戸水のお客様は殆どがヒ素、硝酸態窒素など有害物質により「飲用不可」判定の出てしまった井戸水で逆浸透膜浄水器を使わざるを得ない方々です。
水道水のお客様はスーパーマーケット店頭に設置された逆浸透膜浄水器から純水を汲んでくる生活をしていた方や、宅配水から同じ純水が造れる逆浸透膜浄水器を知った方、PFAS除去が目的の方もいらっしゃいます。
水道水水質基準は51項目あり、その51項目について毎日検査を行い、安全性を確認しているのですが、今回のPFASの様に51項目以外の有害物質が混入してしまうと、PFASの検査は行っていないので、そのまま水道水は供給されてしまいます。