ナノプラスチックを除去出来ますか?

逆浸透膜浄水機でナノプラスチックも除去できますか?
貯水タンクの材質は何になりますか?仮にタンクからナノプラスチックが混入するような材質だと意味がないのではと思うので、
そこらへんは大丈夫なのでしょうか?
昨今のマクロプラスチック、ナノプラスチックについての論文を元にした記事等をご覧になり不安を感じていらっしゃるのでしょう。
ペットボトルの水にもボトルから剥がれ落ちたナノプラスチックが混入しているとする記事や空気中のナノプラスチックが植物の気孔から内部に入り、野菜などにもナノプラスチックが存在しているとした記事などが目に入ります。
逆浸透膜浄水器に使用されている逆浸透膜フィルターの物理的な大きさからは、ナノプラスチックも除去できますが、配管チューブにはポリプロピレン製チューブを使用していますし、フィルターを収めるケース類もポリプロピレン製で、水が通る浄水器構成部品の多くはプラスチックで出来ています。
ペットボトルの水にもナノプラスチックが存在する事が確認されるのなら、逆浸透膜浄水機の浄水にも配管チューブや樹脂ケース由来のナノプラスチックが存在する可能性があるでしょうし、むしろ当然にナノプラスチックが存在すると思います。
ただ、ペットボトルの問題については安全とされるペットボトルの水でも厳密には完全な安全とはなり得ないとする、安全指向者へのアンチテーゼ的な意味合いが強い話とも感じています。
例えば店頭に並んでいる多くの食材がビニールパッキングされている事から水だけの問題に留まらず、ナノプラスチックから完全に距離を置く事は現代生活では不可能かと思います。
昔の様に八百屋さんが新聞紙を糊付けした袋に野菜を詰めて渡してくれた時代に戻る事は不可能でしょうし、ナノプラスチックの問題が有るとしても、ビニールパッキングされる事で安全で衛生的な食材を常に手にする事が出来る優位性がある訳です、メリットとデメリットの比較をしてどちらを選択すべきか考える問題で人により選択結果は異なると思います。
100%は不可能でも90%、95%とリスクを小さくして行く事がローコストで効率的な安全対策と考えております。
残り5%のリスクを排除すの為に大きなコストを掛けるなら、他の部分へ掛ける小さなコストでより大きくリスクを下げる道を探るべきでしょう。
人体を介して循環する水、食材、空気、その中で水に含まれているリスクを95%除去する事、それが逆浸透膜浄水器の役割となります。