ネオニコチノイドは逆浸透膜浄水器で除去出来ますか?


ネオニコチノイドは逆浸透膜浄水器で除去出来ますか?

ネオニコチノイドについてご質問を頂きました。
ネオニコチノイドの浄水器除去性能試験データは弊社では持っていません。

ネオニコチノイドの性質から考察するとネオニコチノイド系農薬全て水溶性で水に溶けやすい性質を持ちます。

物質が水に溶けた状態は、その物質と水分子が水和している状態、ネオニコチノイドに水分子がくっついて水の中に安定して存在している状態となります、逆浸透膜浄水機は水溶性不純物に対して水分子がくっつく(水和する)力を利用して分離除去を行う事から、他の溶解性不純物と同様に90~95%位の除去率が想定出来ると考えています。

水分子と水和しない物質は時間経過と共に浮かんだり、沈殿したりします。

ネオニコチノイドとは元々ニコチンが殺虫効果を持つ事が知られていましたがニコチンは人体への悪影響もありますので、その悪影響を改善したニコチン由来の物質としてネオ(新しい)ニコチン系、ネオニコチノイド系農薬が開発されました。

ネオニコチノイド系農薬は殺虫剤です。
水に溶けやすいネオニコチノイド系農薬は植物に浸透して内在し、葉を食べた虫に対しても殺虫効果を持つなど持続性の高い殺虫剤です。
人体への影響が少なく持続性の高いと便利な殺虫剤でしたがミツバチの大量死などの原因と考える研究者もいて、生態系への悪影響を懸念して欧州では使用禁止にしている所も多く、日本の茶葉の欧州向け輸出分はネオニコチノイドを使用していない茶葉になっているとされいます。

アクアカルテック浄水器のユーザー様でもネオニコチノイドの問題から緑茶を避けている方もいらっしゃいますね。

ネオニコチノイドの人体への影響については、まだ結論は出ていないそうです。
人体への侵入経路としては水、野菜等植物となります。ネオニコチノイドは水に溶けやすい性質から通常の茶葉、抹茶に共に生育段階でネオニコチノイドが使用されていれば、飲用の際に人体へ侵入する可能性は高いと思います。

無農薬は大変に生産コストが掛かる事ですから無農薬茶葉の価格は高いものになると思いますが、無農薬茶葉の優位性が注目される情報だと思います。

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逆浸透膜浄水器(RO浄水器)のアクアカルテック