フッ化物が井戸水から検出されました、除去出来ますか?

90%位の除去率で除去可能です

フッ素については浄水器の除去性能試験を行っております。
財団法人千葉県薬剤師会検査センターへ弊社逆浸透膜浄水器ACRT-550MPSを持ち込んで除去性能試験を行いました。

試験方法概要は検査センターで超純水へフッ素を溶かした試験水を原水として分析計量します。
原水のフッ素濃度は4.8mg/㍑でした。

その原水を逆浸透膜浄水器ACRT-550MPSへ通して出来た浄水を分析計量します。
浄水のフッ素濃度は0.5mg/㍑の結果を得ました。

逆浸透膜浄水器でのフッ素除去率は89.58%でした。

他の有害物質が軒並み95%以上除去されている事と比較するとフッ素は5%程低い除去率になっています。他の物質に較べて除去率が低いのは原水のpHにより除去率が変動する性質がある様で、基本的に原水のpHがアルカリ性に寄っている方が、フッ化物が電離し易く、電荷を持った方が逆浸透膜の浄水器では除去しやすくなります。

フッ素は自然界では単体で存在する事は殆どありませんので、他の物質と結びついたフッ化物として表されます。フッ化物は殆どは水に溶けた状態で最大の電気陰性度を持つフッ素と同様、マイナスの電荷を持つ陰イオンの形態を取るため逆浸透膜浄水器での除去率はフッ素と同等と考えられます。

米国加州で行った浄水器/試験のデータシートには平均除去率91.4%とあります。
また、実際にフッ化物が基準値を超えて検出された井戸をお持ちのお客様に浄水器を納品しております。
浄水器設置後の水質計量検査からの推定除去率は92%位でした(ここで推定としているのは設置後浄水の検査時に原水の検査を行っていない為です)。

 

フッ素水質検査(原水)


 
フッ素水質検査(処理水)
浄水器/アクアカルテック