欧州の有名なミネラルウォーターの様に水源の山ごと人を立ち入らせない様に管理しているのと違い、国産の場合は住宅地の直ぐ脇で地下水を汲み上げているケースもあります。ミネラルウォーターのCMを見ると山深い清流の様なイメージを持ちますが、実際にはトラックが入れる道路のある所に工場を建て、地下水を汲み上げて中空糸膜などの浄水器で浄水しているケースが多いでしょう。大手メーカーの製品でも自然の生態系のバランス以上に屎尿や肥料が土壌に浸透している事を示す、硝酸性窒素がかなり高濃度に含まれているものがあります。
自然のモノ=安全と考えるのは必ずしも正しくありません、ヒ素やマンガンなど毒性を示す物質は自然界にも多数存在します。ボトルウォーターは清涼飲料水の基準で安全基準が定められている為、水道水質基準51項目をクリアする必要が無いのも不安材料です。
またボトリング段階での衛生管理のずさんさから一般細菌が基準値を大幅に超えて検出された事件もまだ記憶に新しい所です。
安全性を比較した場合は、原水の程度、品質の安全性に不安のあるミネラルウォーターよりは水道水を逆浸透膜浄水器で浄水した純水の方が安全ではないでしょうか。
経済的にもミネラルウォーターの価格の大部分はペットボトル代と輸送費で価格を大幅に下げることが出来ません、海外ではボトルウォーターに使用されている純水を造れる逆浸透膜式の浄水器なら大きなコスト削減が図れます。
ご家族の体に入る水を全てミネラルウォーターに換える事はコスト的にも現実的ではありません。
飲料水やお茶、コーヒーだけに限定して使用するのであれば、安全の面からは不完全だと思います。