逆浸透膜式の浄水器なら放射性物質を除去する事が出来ます。
ヨウ素、セシウムだけはなくストロンチウムなど他の種類の放射性物質についても水に溶けてイオン化した放射性物質を除去する逆浸透膜浄水器の分離メカニズム変わりません。放射性物質は非常に多くの種類があり、その多くは除去性能試験データがありません。
しかし、浄水器で除去出来る、出来ない、を浄水方式の仕組みで考えれば試験データが無くとも大体の判断は出来ます、水に溶けてイオン化する物質は逆浸透膜式の浄水器に取っては分離除去しやすい物質であると判断出来ます。
実際の浄水器除去性能(2011年当時の船橋市の水道水)
弊社では2011年当時、船橋市の水道水で67ベクレルの放射性ヨウ素が検出されていた時に保育園のユーザー様のご協力を得てフィルター交換後6ヶ月の状態で水道水と浄水の水質検査を(財)日本分析センターで行いました。弊社逆浸透膜浄水器を通過後の浄水は「検出限界以下」となり、除去性能の推定値を裏付ける結果と考えています、また逆に除去できない理由が考えられません。(但し、この検査は原水(水道水)と浄水の2検体を(財)日本分析センターへ持ち込んで検査依頼したもので、第三者機関の監視下で連続した透明性を保った検査ではありませんから弊社内部資料に留めております。)
アメリカの放射性物質除去についての見解は
「但し、水中に溶解してイオン化した放射性物質に対して対応出来る浄水器方式は逆浸透膜式もしくはイオン交換となる」が米国EPAの見解です。
逆浸透膜式、イオン交換式、蒸留式の浄水器なら放射性物質を除去できる
イオン交換はビーズ状の樹脂表面への吸着となりますので両面テープの様に吸い付ける場所が無くなってしまうとフィルター寿命が終わります。ここで吸着するのは放射性物質だけではなく全ての不純物イオンですから、不純物濃度の高い都市部で使用する場合にはフィルター交換もそれに応じて頻繁に行う必要があります。
逆浸透膜式の浄水器は不純物を溜め込むフィルターでは無く、分離膜で30?35%位の水分子を抜き取った後の不純物が残った水は排水として排水管へ連続的に排水して行く構造ですので95%前後の高い除去率を長期間(3?5年:逆浸透膜フィルター耐用期間)に渡って維持する事が出来るのです、また同様の純水を造る蒸留方式に比較してエネルギーコストが非常に低いのも逆浸透膜浄水器の利点です。