PFAS有機フッ素化合物と浄水器


PFAS(有機フッ素化合物)は自然には存在せず、工業用途など人為的に作られた物質でその種類は5000以上あると言われています。
有機は炭素C、フッ素はFで最大の電気陰性度を持つフッ素と炭素の結びつきは非常に強力で、有機フッ素化合物でコーティングされると水や油を弾く強力な塗膜を形成します。
衣服への撥水スプレー、ハンバーガーの包み紙の内側、自動車のワックス、フライパンのコーティングに泡消火剤など様々な所で便利に使用されています。

PFASの中でも使用量が多く環境汚染が懸念されているPFOSとPFOAについて水道水質基準に加えるかどうかの検討段階として全国調査をしている関係で、井戸水などで高濃度に検出されると全国ニュースに流れたりしますので、皆さんの関心と不安が大きくなっています。

弊社所在の千葉県でも鎌ケ谷市の井戸水から基準値の700倍のPFOS PFOAが検出されたとニュースになりました。
有機フッ素化合物の詳細についてはQ&Aにまとめましたのでご参考下さい。

現在問題となっているPFOS PFOAについては逆浸透膜式の様な高性能浄水器では無くとも活性炭フィルターを使用している浄水器なら、殆ど除去する事が出来るとされています。
米国環境保護庁(EPA)のホームページを見るとPFOS PFOAについての記事が有り、活性炭で殆ど除去出来ると記載されています(何%の除去率とは書かれて言いませんでした)。

東京都で問題となった地域の住民に対して行った血液検査でも何らかの浄水器を使用していた方は血中濃度が低かったと結果が出ています。
活性炭の浄水器で殆ど除去出来るなら血中に検出されないのでは、とお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんが、ファストフードをよく食べる人は包み紙からのPFOSで血中濃度が高くなるとの研究データもありますし、水だけの問題では無いのでしょう。

この様な環境汚染リスクに対して100%絶対に体に入れない様に血道を上げても、それを達成する事は不可能だと思います、でも水から入る量をざっくりと90%以上減らす事が出来れば、10年後、20年後の結果は変わってくると思います。

アクアカルテックの逆浸透膜浄水器で考えると

逆浸透膜フィルター手前のプレフィルター3本の内2番目に活性炭フィルターが装備されていいます、これは主に水道水の遊離残留塩素を除去して逆浸透膜を保護する為のフィルターですが、PFOS PFOAはその殆どがここで吸着除去されます、僅かにリークしたPFOS PFOAや活性炭で除去できない小さなPFASなどは逆浸透膜フィルターで90%以上の除去率で分離除去されます。

更に逆浸透膜フィルターの後にも活性炭のポストカーボンフィルターが装備されています。

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