簡単に言うと高容量の逆浸透膜フィルターを3?4本並列に繋ぎ造水量を確保したものです
ダイレクトクローとはタンクに貯めず、逆浸透膜で作ったピュアウォーターを直接蛇口から吐水するシステムです。家庭用逆浸透膜浄水器の造水量は1分間にコップ1杯程度ですから、1時間位掛けて貯水タンクへ10㍑程の浄水を貯め、タンクに貯水した浄水から使用します。
ダイレクトフロー方式の逆浸透膜浄水器は高容量の逆浸透膜フィルターを3?4本並列に同時使用する事で造水速度を高める事を狙った浄水器です。ダイレクトフロータイプ浄水器の造水量は1分間に1?1.5リットル位でしょうか、水道蛇口の様にはいきませんがタンク無しでも何とか使用に耐える吐水量とは言えます。
貯水タンクが不要で満減水センサーや増圧ポンプも無く、浄水器の構造を単純に出来るのが利点ですが、見込み違いと言えば米国と日本での水道水圧の差でしょうか。
米国は5kg超が一般的ですが、日本の場合は2?3kg位が平均的です。これでは米国と同様の造水速度を得られる場所は日本では限られてしまいます。
また、逆浸透膜フィルターの交換時には逆浸透膜フィルター4本分ですから高額な交換費用となってしまいます。一般のご家庭で使う浄水器としては負担が大きすぎると思いますし、飲食店等でも月々の平均的なコストで試算をしますから、逆浸透膜交換時の出費は大きな負担となるでしょう。
弊社のLCシリーズ(業務用の浄水器)は造水速度から考えればダイレクトフロー方式として使用する事も可能ですが、実際の工場/飲食店など現場での使用環境を考えると貯水タンク無しで浄水器を使用しているユーザー様はいません。現在他社様のダイレクトフロータイプ浄水器もストレス無く使用できるレベルには遠い様に思います。中業務用スペックの商品としてはダイレクトフローに近い造水量を確保し、タンクとの組み合わせによりタイムロスを無くした商品として LC300HP をお勧めいたします。