PFOS、PFOAと浄水器 ②

PFOS,PFOA対策なら活性炭で殆どが吸着除去出来ると米国環境保護庁(EPA)のホームページにも記載が有ります、活性炭を濾材として使用している一般的な浄水器でも充分な効果が見込める、これが一般的な見解となります。
PFAS汚染で住民の血液検査をすると何らかの浄水器を使用していた人はPFOS,PFOAの血中濃度が低かったとの結果も有ります。
但し、蛇口先端に設置するタイプの浄水器などは活性炭の容量が小さいので、カートリッジの交換頻度など販売メーカーに確認が必要かと思います。

水道水については既にPFOS,PFOAの暫定基準を設定して運用していますから、それほどご心配される必要はないと考えています。
問題は井戸水を使用して生活されている方々です。
PFOS,PFOAは50ナノグラムと基準値が非常に小さい為に検出される量が数十倍から数百倍となるケースも散見されて、その毒性が見積もり通りだとすれば非常に深刻な状況と言えます。
基準値が小さいという事はそれだけ毒性を高く見積もっているからです。
浄水器を使用して有害物質が100%除去出来るとは想定出来ません、フィルターから数%のリークを考慮すれば百倍などの高濃度について個別事例、場所で浄水器の実際の除去率を確認したいところです。
千葉県でも井戸水で生活をされている世帯の水質調査を進めていてPFOS,PFOA汚染の情報が弊社にも届いています。
整備された市街地、住宅地から離れてしまうと水道管が届いていない場所もたくさん有り、また数棟の住宅の為に水道管を敷設するのはコストバランスの問題で中々進みません。
井戸の水源となる地下水は地中を流れる川の様なもので、多くは高いところから海へ向かって流れてゆきます、汚染源も距離のある上流域だったり、深さによって流れる方向も異なったりするので、汚染源を明確に突き止める事は非常に難しい状況です。
千葉県で考えると成田空港の東側地域のPFOS,PFOA汚染は空港内で消火訓練に使用する泡消火剤が原因かと推測しましたが、実際には泡消火剤で使用されるPFOSは検出されず、主にテフロン加工などに使用されるPFOAのみが検出されていて、これは2013年に国内での工業使用が停止されているので、それが現在まで高濃度に残留しているのかと。。。

井戸水の問題となると水道水専用の浄水器は使用できません、となってしまうので逆浸透膜浄水器の出番となるのですが、井戸水となると硝酸態窒素やヒ素なども検出されているケースも有りますので逆浸透膜式の浄水器が必要になります。

